「アオバトの谷PROJECT」とは

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「アオバトの谷」とは

群馬県上野村に、鉱泉が湧く谷があります。

そこは、毎年たくさんの「アオバト」という美しい鳥がやってくる場所。5月下旬~10月中旬頃、アオバトたちはミネラルたっぷりの鉱水を飲み、体に足りない栄養素を補給して体調を維持しています。

夏の間、アオバトたちはほぼ毎日やってくるので、親しみを込めてその場所を「アオバトの谷」と呼ぶことにしました。

「アオバトの谷」はアオバトを間近で観察できる貴重な場所

アオバトの谷は私有地です。温泉宿「すりばち荘」が管理しています。

アオバトにほれ込んだすりばち荘の初代当主は、観察小屋をつくり、道を整備し、時に、自ら宿泊客を現場に案内して、アオバトの谷を守り続けてきました。

「警戒心の強いアオバトを間近で観察できる」貴重な場所として、その噂は野鳥ファンを中心に徐々にひろがっていきました。

先代が逝去したのちも、アオバトの谷の様子は、2021年1月にNHKの動物自然番組「ダーウィンが来た!」で紹介され、その魅力はさらに広く一般にも知られることとなりました。

鉱泉を飲む大勢のアオバトたち。2005年撮影:「すりばち荘」初代当主・黒沢武久

「アオバトの谷」の今後

すりばち荘に宿泊された方や、番組を見た方からは「こんなきれいな鳥が日本にいるなんて知らなかった」という声が多く聞かれます。

それもそのはずです。アオバトは、普段はあまり人目につかない山奥に暮らす鳥だからです。「アオバトの谷」を通して、アオバトの存在が一般的になれば、さらに日本の自然を愛する人が増えることでしょう。

しかし、有名になることにより、不安もあります。

アオバトの姿を一目見ようと、アオバトの谷へこっそり来訪する方がいるかもしれないからです。先ほど書いたように、アオバトの谷は私有地です。携帯の電波は圏外で、観察小屋への山道も、危険な場所があります。無断で立ち入られた時に事故がおこると、対処することができません。

なによりも、やみくもに人が立ち入ると、アオバトたちに迷惑がかかってしまいます。

アオバトたちにとって、谷の鉱泉は体のバランスを保つための命の水。そのようなことはあってはならないのです。

そして――「アオバトの谷PROJECT」の発足

こうした経緯があり、アオバトの谷を管理、保全するために「アオバトの谷PROJECT」は発足されることになりました。

アオバトたちがこれからも安心して鉱水を飲みにこられる環境を守ることはもちろん、さらにアオバトやそれに関わる自然の魅力も伝えていこうというプロジェクトです。

具体的には、専門のガイドを伴ったツアーを実施したり、WEBを通じてアオバトの谷の様子を発信したりしていく予定です。また、地元上野村とも積極的にコラボレーションし、村おこしにも貢献したいと考えています。

プロジェクトには、すりばち荘、上野村はもちろん、「ダーウィンが来た!」で実際にアオバトを観察、撮影したつばめプロも協力。アオバトの谷に来るアオバトの生態を熟知したプロフェッショナルです。

この先の未来もアオバトがたくさんやってくる「アオバトの谷」であるように。

そして、「アオバトの谷」が人とアオバトをつなぐ架け橋となるように。

「アオバトの谷PROJECT」は活動して行きます。

活動内容

  • アオバト・アオバト飛来の保護・保全
  • アオバトならびに上野村の自然、文化、魅力を発信

アオバトの谷PROJECTメンバー

代表

黒沢忠興(すりばち荘)

協力

つばめプロ

上野村

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